6月30日(金)、大浜中学校1年生4クラス(約135名)を対象に福祉体験学習を行いました。自立生活センター 南十字星の砂川 洋輝さんによる福祉講話と車いす、白杖・アイマスク体験活動の内容でした。
砂川さんは、産まれた時から下半身に麻痺があり今は車いすで生活をされています。講話のなかで、学生の頃、階段を昇る際は友人におんぶしてもらい、もう一人が車いすを持って昇り降りをしたこと、また、両親から「頭を使って仕事をしてはどうか」と助言をきっかけに、手に職を付けるためとパソコンを勉強し、エクセルやワードを使いこなせるようになったことなどを話されました。そのスキルを活かして今は、自立生活センター 南十字星の代表を務め、ヘルパー20名と共に、障がい者が地域で安心して暮らせるよう支援をしています。
最後には「自分は何が得意で、何ができるのか(自分を知ること)」「人に優しくできる大人になってほしい」と生徒に伝えました。
車いす、白杖・アイマスク体験では、「(車いすが)こんなに難しくて大変だとは思わなかった」「見えていない人に方向を伝える事が難しかった」「命を預かる大切な体験をした」「街で困っている人がいたら勇気をもって声をかけようと思った」などの感想が聞かれ、とても充実した福祉体験学習となりました。